有職麗華

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クロスハート あらすじ 〜A NEW MUSICAL CROSS HEART〜

時は1428年フランス100年戦争の時代。

争いの中で中立の思想を持つリベルテ派を作るセザールとリュック 。

セザールが一人舞台に立ち、後ろの丘に同じように立つリュック。

リベルテ派を作り、同志として生きていたが、 ある日ミカエルに襲われ「お前、ブルゴーニュ派になれ。 さもなければお前を殺す」と腕を切られる。(切り傷程度)

そんなセザールに出逢うアルセーヌ。 セザールの腕にハンカチを巻いてあげ、去る。

名前も知らないアルセーヌに恋に落ちるセザール。

 

 

リベルテ派の三人(リュック・二コラ・マクシム)が街を歩いてい るとブルゴーニュ派の三人(セザール・エルネスト・ロドリグ)に 出くわし乱闘になる。

 リュック「セザール!なんでお前はブルゴーニュ派になったんだ! リベルテ派はどうした!」

 セザール「リベルテ派?なんだそれ?」

 リュック「俺とお前で作った争いのない中立を目指した理想だ!

 セザール「はっ。なんだそれ?」

 リュック「セザール‼‼」

乱闘は今日の話し合いが終わるまで禁止のはずだと止めるティエリ 。ここで偶然出てくるアルセーヌ。 恋に落ちたアルセーヌはかつての同志のリュックの姉だった。

またアルセーヌに出逢えたセザールは想いを伝えようと夕方丘に… とアルセーヌを呼び出す。

セザールが好きなティエリはこの時からもしやセザールは… と勘づいている。

 

 

アルセーヌに想いを告げようと呼び出し、 逢うがセザールのことが好きなティエリが追いかけて来て邪魔をす る。

アルセーヌ「あなたが呼んだの!?」

セザール「違う!勝手に来た!」

そしてリュックにも会ってしまう。

自分の姉と敵になってしまたセザールがいるのをみて姉のことを心配、セザールへの怒りを拭えないリュックは襲い掛かる。

ブルゴーニュ派は卑劣なやり方をしてきた。(リュックの親はブル ゴーニュ派に殺された)

歯向かうものは殺す。 ブルゴーニュ派にセザールが入ったということは、 今自分が敵になっているということであり、中立を目指している、 親の仇であるブルゴーニュ派には絶対ならない。 ブルゴーニュ派にとっては殺す対象になっている。

親友であり、同志である自分を殺せるのか!? と問いかけるリュック。

 リュック「お前は俺を殺せるのか‼‼‼‼‼‼?」(怒りと悲しみ、願うような問いかけ)

 セザール「あぁ。俺はお前でさえも殺す」

 

 

殺陣

 

話し合いの末、結果が出なかった為リュック達は王子の元に直談判をしに行くが、 セザール達に待ち伏せをされ、最後の乱闘になる。

4組の殺陣。

セザール×リュック エルネスト×二コラ ロドリグ×マクシム ティエリ×アルセーヌ

ティエリ「私は何があってもあの人を守る…!」

アルセーヌ「なんでそこまでして!?」

が印象的。

 

二コラとマクシムを先に行かせる。 愛しいはずのアルセーヌに切りかかるセザール。

リュックとセザールの最後の決闘。セザールに切られ、 死ぬセザール。アルセーヌの歌。

 

ここでストリーテラーが入る。

 

時代は現代に。

 

大学のフランス100年戦争が好きな人が集まったサークル。

カミーユという人物の手記が見つかったのでこれを元にミュージカ ルをやることになる。

時永教授の配役で一波乱あったものの。収まる。

 

現代の悟は、 シングルマザーの母親が病気で気にかけており元気がない。 自分に父親がいないのも母親が病気で苦しんでいるのも運命なんだ …と諦めている。そんな最中、 彼女である美優に指輪をプレゼントする!と意気込んでいた親友の 陸とじゃれているうちに陸が交通事故に合い死んでしまう。

美優にあげるはずだった指輪を探し、謝罪とともに美優に渡す。

親友を死なせてしまった絶望の中、時永が表れる。

悟「これは俺の運命なんだ。 母親も俺を一人で育てるために仕事をして病気になって。 親父が悪いんだ。」

時永「違うな。運命は変えられる。変えられないのは宿命だ。」

悟「?」

時永「 宿命は人間に生まれたことや男に生まれたことでもう変えることが できないことをいう。運命は変えられる。」

悟「?でも陸が死んでしまったことは変えられない‼‼」

時永「変えることができるとしたら?」

悟「は?」

時永「どうだ?運命を変えたいか?」

悟「そりゃ、変えられるものなら変えたいさ!」

突如スクリーンから出てくる鍵。

ここでタイムスリップをする。

 

588年前のフランス。(冒頭に戻る)

街の中で乱闘をするところにタイムスリップをする。

冒頭のタイムスリップ前と同じ様に話が進んでいく。

いきなり588年前にタイムスリップをし、戸惑う悟。

そんな悟に今の時代背景を教えるミカエル。

「今は588年前、ジャンヌダルクが現れる一年前にフランス。 私は時永ではない。ミカエルだ。

お前はこの時代ではセザール。 お前はブルゴーニュ派の人間に脅されている。 この町の者全員をブルゴーニュ派にしなければ、全員殺すと。 このことは誰にも言ってはならない。言った時点で全員殺す。と」

概要だけ話されて、リュックと殺陣をするセザール。

リュック「お前は俺を殺せるのか!?」

セザール「あぁ。お前でさえも殺す…。」

迷いながら言うセザール。 ブルゴーニュ派にならなければみんな殺されてしまうからそういう ニュアンスを込めて言っているが、 普通に寝返ったと思われているリュックには通じない。

 最初は殺す気満々に聞こえたのに、 タイムスリップした後はリュックをリベルテから変えないとみんな 殺されてしまうから、そういう意味で「殺す…」 と悩みながら言う。

冒頭と同じように始まるセザールとリュックの殺陣。

動きは同じなのに、 セザールはまだ悟だから戸惑いながら殺陣を受けている感じが出ている。

 

カミーユとリュックの出逢い。

歌でアッという間にリュックが面倒みることになってた…

「助けてください。追われてるの~」で始まる歌。

 

晩餐会

 晩餐会が始まる前、司教様(父親)と話すセザール。 セザールの母親の立場をミカエルの補足入りながら知る。 とまどう。 母親を人質に取られているから司教様もブルゴーニュには逆らえな い。

 とまどいながらも晩餐会は始まってしまう。 話し合いの場だから双方剣は置いて席に着く。

 晩餐会の前に舞踏会の様にダンスをする。

ここでセザールと組むティエリが恋する乙女の顔をしている。 本当に幸せそうな顔…

相手が変わり、リュックになると、 本当に疎ましそうにダンスするティエリ。

一方セザールはティエリとダンスするときは、 とまどいがあるんだけど、 アルセーヌと組むときはもうお互いが心惹かれている… 離れても気に掛けるようにして踊っている…

 双方でダンスバトルみたくなる。このダンスがとてもかっこよい… (さすが屋良くん…)

 

 食事の準備ができ、席に座る双方。しかし、 反抗心を剥き出しにするブルゴーニュ派。コップや皿、 足でドンドン音を立てながら喧嘩を売る。 リベルテもそれに対抗して食器や足でドンドン。 音や動きがどんどんエスカレートしていく。 司教様も止められない。

 ここでまさかのミカエル。机の上に乗り、 タップでこの場を制する。まさかすぎる…!

(とまどう客席)

場が落ち着いたところできちんと話し合いが設けられる。

1年待てばジャンヌが現れてこの争いが終わるから… 争いがなくなる平和な世界になるから…と歌うセザール。(希望に 満ちている)

その名は…ジャンヌ…‼‼で激しい頭痛が起き、 休むように言われるセザール。

セザールが去り、結果を司教様が言おうとすると、 走ってくるカミーユブルゴーニュ派がどれだけひどいことをしてきたかを歌で告げる。

休ませてくれとただ一言言っただけなのに、殺された両親。 もう息は絶えているのに、何度も何度も振りかざされる剣…

 と泣き崩れる。 その現状を知ったブルゴーニュ派も自分たちが正しいのか分からな くなる。その晩は結局話は持ち越すことになった。

 

悟とミカエル

悟の激しい頭痛は、 未来から来た悟がこの時代の事を言えないようにしているためのも のだった。

そんな悟にミカエルは「お前はもうすぐ一ノ瀬悟ではなく、 セザールとして生きるのだ」

「!?」と驚くも続く頭痛。戻ってくるエルネスト達。 ミカエルが去ろうとし、声を掛けるセザール「ありがとう。 ミカエル」ここから、悟は悟ではなくなり、 セザールとして生きる。 その一言でセザールになったと確信するミカエル。 ニヤッとしつつ、「いえ。セザール様」と去っていく。

 ここから悟が消えさり、 タイムスリップ前の様な意思の強いセザールになる。

 

リュックの家

 話し合いの後、リュックの家に集まるリベルテ派。

アルセーヌとカミーユは台所へ。 リュックニコラマクシムは晩餐会で話の決着がつかなかったため、 シノンにいるシャルル王子に直談判をしに行こうとする。 シノンにいくにはブルゴーニュ派のいる地区を通らないといけない ため、命懸けの旅になる。みんな愛する人を置いていいのか? と諭すリュック。そんな中戻ってくるアルセーヌとカミーユ

カミーユ「なんの話をしていたの?」

濁す男性陣

アルセーヌ「殿方が寄せ合ってする話なんて下の話よ」

カミーユ「しも? しもってあの寒い冬の地面にできる土や草を凍らせる霜?」( 純粋―‼‼‼)

全員「・・・・・・・」

「いや、しもっていu・・・「そうだよそうだよ! 寒い時地面にできるやつ…!」 と下の意味を教える組と純粋なカミーユを守る組に分かれる。 そして始まるダンス。アルセーヌを取り合うマクシムとニコラ笑

リュック達がシャルル王子に会いに行く話をするとアルセーヌも着 いていくと言う。必死に止めるが言うことを聞かず承諾する。 これが最後の談笑となる…

 

ブルゴーニュ派の溜まり場

 ダンスをするエルネストロドリグティエリ。 ティエリのソロダンスが圧巻。

こちらも晩餐会で話の決着がつかなかったことを話している。 戻ってきたセザールを心配するティエリ。 それを見て寂しい顔をするエルネスト。 リベルテ派がシノンに行くことを聞き入れ待ち構える。

( なんでシノンに行くこと知っているんだよミカエル不気味なやつだ よな…とディスられる)

 解散したあと、 アルセーヌに恋焦がれるセザールを見た傷心のティエリを引き留め るエルネスト。「ティエリ…お前…」と声を掛け、 手を掛けようとするも、出来ず立ってると、ティエリが振り返り、 エルネストに肩を貸してと泣かれる。 抱きしめようとするも出来ずに肩に手を置くことしかできないエルネスト。

 

 シノンへの道

男性陣と一緒なので遅れてくるアルセーヌ。 みんなにゆっくりしているとブルゴーニュ派に見つかるぞと談笑していると本当に見つかるリベルテ派。そして冒頭と全く同じ言葉

、殺陣をする4組。

違うのはティエリを刺す時にセザールが想いを告げる。 リュックとの最後に剣を交える時に「なぜ裏切った…‼‼‼」 に対し、最後まで言わない言えないが一瞬の迷いから“何かある” ということをリュックが気づき、「言えないけど何かあるんだな‼ ‼‼」とセザールは裏切ってブルゴーニュ派になったのではなく、 リベルテ派の意志があることは知って親友に同志として刺し違える …

 セザールは傷は深いがまだ意識があった…

 

半年後

 復活するセザール。 しかしそれは父親であるジルベールがミカエルになんとかして息子 を生き返らせてほしいと懇願した結果のセザールの身体をしたリュ ックであった…。

自分のことを知っている仲間を遠くに派遣しもう二度と会わないよ うにセザールのふりをするリュック。 いくら生き返っても望む命ではないため、生きているのが辛い。 そんな息子のカタチをした若者を見て自分の過ちに気付くジルベー ル。あとはお前の好きにしなさい。とせめてもの手を差し伸べる。 そして仲間と別れを告げたセザールにリュックが「もういいか?」 と問いかけ、消えるセザール。

 今度は自分の想いを愛するカミーユに告げるべく移動する。

 そんな話を聞いてしまい、自分の愛する人はもういない。 身体はあるけど魂はいない。こんな酷なことはない。 あとは憎しみでしか生きられないと嘆くティエリ。 道中で出くわしたアルセーヌに剣でも恋でも破れる。 そんなティエリに自分の想いを伝えて支えようとするエルネスト。

 あの丘でカミーユにあるリュックinセザール。ただし、 自分が誰であるかということは言えない。その為、 あの決闘の時にあった者として他人の振りをしてあの時リュックか ら言付けを預かったという体で想いを告げる…。

 身体はセザールだが、気持ちはリュック。 リュックが想いを告げると時に、後ろに出てくる本物のリュック。 そしてセザールとリュック二人の動きが呼吸が気持ちがすべてがシ ンクロする…

そこに来てしまうアルセーヌ。 戸惑うもリュックは自分の想いを告げ、 姉であるアルセーヌの剣を自らを終わらせるのであった。

 泣き崩れ、後を追おうとするアルセーヌそれを止めるカミーユ… でタイムスリップが終了となる。

 

幕変

 時は現代に戻り、陣内と時永の談笑。 陣内は悟の父親となっており、 時永はフランスに帰ることになっている。そんな中、 フランスのロレーヌ地方の手記が見つかったとルンルンな陣内。 時永はこれ、台本です。その手記の。 と言いミュージカルの台本を渡す。 不思議がる陣内に息子である悟への言付けを頼む時永。「588年 前にまた会おうと伝えてください」と…

 

ラスト

 悟と陸はカミーユの手記を元にミュージカルをすることが決まりこ れから楽しくなりそうだ。 という流れから陸が美優にプロポーズまがいなことをする。 とキャッキャとじゃれ合うところから始まる。 しかし今度は道路に指輪を落とすも間一髪で助け、 陸は事なきを得る。 そして飛び出して事故未遂の相手芹菜が出てくる。 それが生まれ変わったアルセーヌであり、一目で恋に落ちる悟。 事故の報告をしなくてないけないからと芹菜の名刺を渡される。 恋に落ちた悟に気付いた陸は今度は芹菜の名刺を取り合いじゃれあ って終わる。

 それは、運命を変えた悟が新しく作るこれからの話であり、 全てがクロスした果てに得た幸せという今であった…。