リューン考察
ファンタジー冒険活劇ミュージカル
リューン〜風の魔法と滅びの剣〜
観てきました。
市川プレビュー初日で始めて看板見た時、題字の上に“ファンタジ ー冒険活劇ミュージカル”ってあってなんかすごい煽りだな…と思っていた開演前の私。
見終わった後、「マジでファンタジー冒険活劇ミュージカルだった…」
となりました…。
日本のオリジナルミュージカル、すごい…正直ナメてた…
ファンタジー大好き芸人の私にはたまらなかった…
リューンは一度でも楽しいけど、回数重ねて観るとより良い…
魔法使いが滅亡した世界
調和がなくなり起きる戦争
戦争の犠牲者 15才のリューン・フローとリューン・ダイは10年前に里を焼かれて戦争孤児となり、身も心も傷ついていたところをルトフの里の長、 フローリアに拾われ中立の立場で戦争とは無縁の“調和の里”であるルトフの里で兄弟のように育った。
平和を愛し、一角狼座の一員として歌い踊るリューン・フロー。
とっても優しく、穏やかで素直。 戦争で傷ついた心が哀愁として表れており、 里が焼かれたことを思い出すと聴こえてくる戦争の音に耳をふさいでしまう。(そりゃそうだ)
魔法があれば戦争はおきなかった。魔法があればいいのに…と理想というか幻想を抱いている。
もっと力があれば里は焼かれなかったと強くなる為剣士の修業をするリューン・ダイ。
活発な感じで、(ワァーって走ってぶつかりそうになったりするのをフローが謝ってたりする)褒められたら照れる素直さはあるけど 、戦争で傷ついた分、ちょっとスレてるかな?って感じ。
里が焼かれ、どこか悔しさと力が欲しいと思ってる。
“光”“陽”のリューン・フロー
“影”“隠”のリューン・ダイ
パンフレットでウォーリーさんも仰っていたけど、 設定的には本当丈橋、逆じゃない…?
って思うの。最初。絶対。でも、これはこれで合ってるのよ…
むしろ回数を重ねると、この配役で正解だったと思う。
(逆パターンで観てみたい気持ちももちろんあるけど!)
出番が多くて、物語の芯になってるのがリューン・フロー
出番は少し少ないけど、見せ場があるのがリューン・ダイ
って感じかな。
丈くん、この役本当に、ほんっっっとうに大変だったんだろうな… って思う。
確かにフローはダイよりも目立たないのよ… むしろルトフの里でいたらフローの方が“影”があるように思う。
戦争というワードで過去を思い出した時、耳を塞ぐフロー
ベッドの下でうずくまる5歳の時のフローがずっといるのかなって 。
でも強くなりたいと願うダイに、
「剣は人を傷付ける道具だよ。忘れないで。」
と伝えたあと、
「大丈夫!俺にはお前がいる。 もしも道を誤った時はお前が俺にはを救ってくれる。そうだろ?」
「うん。約束する。この身を廷してでも!」
と約束する。
この約束がフローを光にしたのかなと。
リューン・ダイは、フローの存在が光。
焼け野原歩いていた時奪おうとしたパンを分け与えくれたフローが光なんだろうなって。
がっつりずっと影があるってわけではなく、
唯一影があるとすればずっと思っていた里を焼かれて何も出来なかった自分の無力さが悔しくてちょっとスレてるところある感じ。
だって“調和の里”ルトフにいたら、争いはないしそもそもダイはトラウマはあるけど、復讐をするという気持ちは無かったと思うからこの気持ちをどこに向ければいいのか。それをマーナムにルトフの里の民を守るという方に何年かかけて変えてもらったように思うし、だから自分に道筋を作ってくれたマーナムをめっちゃ慕っている。 (マーナムがエルカ救った時の紹介で椅子の上に乗って手上げながら「マーナム!」って尊敬を込めつつキラッキラした表情や、♪ 後継者にはダイがいい やる気も才能も見える♪で褒められた時のうっれしそぉ~な顔!)
でも、ファンルンが出した“滅びの剣”っていうワードで根底にあった闇に火が付いて、実際に滅びの剣を見つけてしまったのと宿敵ダナトリアに会ってしまって一気に炎上した。
ダナトリア、カダ王国以外には殺意は全くないのに滅びの剣の魔力でみんな殺すようになってしまうけど、それはダイの気持ちじゃないから影はダイっていうより滅びの剣に取り憑かれたダイ。
大事なルトフの里のみんなも殺してしまう。フローが名前(リューン)を呼ぶと滅びの剣の力が収まる。
のが基本システム。
調和のシンフォニーで宇宙に漂うフローとダイが幻想的だし、歌詞でも月が2つとこの地球、神と人の間に竜を造った、政治と芸能の間にあるべき魔法は…? というのが地球だけどパラレルワールドなのかなと。
フローと藤原丈一郎
フローって丈君に近い存在であると思うのよね。 あの儚い感じというかちょっと自己犠牲をする感じ。 あと周りのことを見ていて考えてフォローしている感じや物事に対するひたむきさ。
初日観てる途中でこれ、丈君はダイの方がしっくりくるのでは…? って思ったし、ダイのほうがおいしい役割では…?(ってさっきも書いたけど)って何回も思うんだけど、やっぱり、フローは丈君なんだよな。内に秘めた強さがすごいの。 丈君メンタルあんま強い方じゃないと思うんだけど、 その分のひたむきさは色んな(事務所以外の)先輩方もとても評価しているしその努力がもう愛くるしいんだよね。その感じがリューン・フローに出てる。
基本的人見知りで意外とあんまり大人たちとの距離を縮めるのがすぐにはできなかったり、真面目過ぎて役にバカになれなかったり(パンフレット参照)でもちょっとおどけるのは忘れない。(そっちに本質があるからともいう)
はっすんは観ていてとてものびのびとしてやっているなーって思うのに対して(めっちゃいい意味で)、 丈君はめっちゃ考えて考えて苦労したんだろうなぁ…って思うのよね。それがリューン・フローにマッチしている。しすぎている。
そしてリューン・フローの“約束”を守る気持ちがすごい強い。同じ里で生まれ戦争で生き残り出会った2人。5歳で共に死を覚悟したダイとの絆がフローが生きていく上で最も大事なものであり、 たぶんそれ以外も大事だけど格別のものなんだよね。(ダイもそうだけど)
だから、ダイとの“道を誤ったときはお前が俺を救ってくれる”“ あぁ、身を挺してでも”の約束が基軸であり、それがすべてなんだよね。
半分は不可抗力だけど、道を誤ってしまったダイを止めるのは自分であり、ダイを救う唯一の方法が“ダイ”を殺すことだと知るけど、ブレずに“救う”という約束を守るためにダイを殺す旅に出る。そしてそのために“身を挺して”約束を守ろうとする。フローの身を挺してが言葉の意味そのものすぎる。
いくら約束とはいえ、ドルデンの魔剣を譲ってもらう条件の試し斬りを受け入れ(ダナトリアからの脚を斬られたルトフの里への代償でもあるけど)、しかも試し斬りの代金をすべてもともと試し斬りをしてお金を稼ごうとしていた親子に全額渡し、この剣さえあればダイを救える! って意気揚々と言える?普通言えないよ! 左腕斬られるときだってエルカに大丈夫って言っちゃうんだよ!? 意志強すぎるよ…
ダイはあれだけダナトリアを殺したくてたまらないのに、フローは「代償とか復讐とか、正義とか、報復とかはよくわからない。ただ、リューン・ダイを救いたいんだ。」ってこれ、面と向かって言える? しかも宿敵に敬称までつけて!
その後フローはファンルンの裏切りで拷問受けて右耳と舌も斬られるし身体ボロボロすぎるよ犠牲が多いよ。自担がこんな身体斬られる日がくるとは思わなかったよ…
ファンルンの謎解きはフローがいないところでだったから多分、フローは拷問の時か、♪歌を失くし迷うものよ 耳を澄まし 地球の声を聞け♪で自分が風の魔法の一族の生き残りであり、その力を持っていると知り、もしくはどこかしらで感じ取っていた。滅びの剣を風に戻すために剣を生み出す固めた心の逆を歌いその過程でまだ力が残って苦しむダイを見て滅びの剣の最期は(風の魔法使いの血を引いている)自分が殺されることなのだと気づき、自らの命を差し出そうとする。
その時でさえも、“もし 恨み晴らせば続くだろ 復讐の連鎖が”と歌い告げ意を決する。フローっ!!!! って心の中でめっちゃ叫んだ。 でもこの旅で身体のいろいろな部分を失い自己犠牲をしてきたからこそ、ダイを殺すという一番ツライ選択を迷うことなくしてきたからこそ 、ダイを救えたのだなと。ダイスは自分の型を付けたところあるし。
ダナトリアでさえお前みたいなやつが一番恐ろしいと思ったと言わせるし助けられるしで人の心を惹きつける、なんとかしてあげたいと思わせるフロー。たまらなく愛くるしい… 。そしてそういう強さをもっている人が一番強い。 知ってる人からしたら一番すごいのはこいつだと言われるタイプだし本人はなんにも気にしていない。 そんな輝きを出せるフローを演じきった藤原丈一郎さんすごいよ…すごすぎるよ…
ご本人も自分は絶対天才型じゃない。って言っていたけど、その分努力できるのってすごいから… 今は苦しむことが多いと思うけどこの先でとんでもない開花するから私はとても期待しています…。
あの頃の丈君って本当にめちゃめちゃもがき苦しんでいた分、人としての輝きがすっごくて(少クラ、春松竹の公式写真参照)一番好きなビジュアルの期間でもあった…(いつでも好きなんだけど !こう、違うんだよね!(伝われ))これはたぶん藤原担みんな言ってるやつだよね。
もがいている感じが出ていて何度も抱きしめたくなる気持ちになったし、ジャニーズアイドルとしている時はカッコよすぎていろいろ強かっ た…いろんな意味で強かった…本当強かった… 丈君の未来に幸あらんことを…と願うばかり。
(ここで話しが長くなってしまったのは私が藤原担だから)
ダイと大橋和也
多分ほとんどの藤原担が思っていたと思うんだけど、 ダイの大橋くんに嫉妬したよね…おいしすぎるあの役、役の重み、そしてその才能に…例えていうなら、ガラスの仮面で月影先生が、 姫川亜弓が北島マヤの演技を見たときに衝撃を受けるあの感じ… あのオクターブの声をのびのびと出し楽しそうに歌うはっすん…
あんた、その才能ずっとどこに隠してたの⁉(いや、 本当に今までスポットが当たらなかっただけなんだけど)って感じ。本当、月影先生もビックリだし、 はっすんの紫のバラの人何人かできたと思うし、きっと今頃、 紅天女の候補に挙がってる。(わかりづらい例えですみません…ガラスの仮面好きなの…)
本人じゃないけどなぜか藤原担がめっちゃ羨ましがっていたと思うの。リューン・ダイ演じるはっすん見て、とれ関での情緒一定って言葉がぴったりだったし、 そしてその情緒一定を一番羨ましがっているのは丈君だとも思う…と感じた (想像)。考えに考えこんで苦しい時にはっすんのあの空気感はとても救われたと思うし、悔しくも感じたと思うのよね…(想像)もちろん、はっすんもめっちゃ苦しんだと思うけどね。
ダイも親が殺された、 里が焼かれたというコンプレックスがあるけどフローが魔法があったら…と願うことに対し、強くなってどうにかしたい。という思いの方が強い。それがもう復讐という気持ちが少しは芽生えている。でも“ 調和の里” ルトフで気持ちが浄化されているのもありそれに反発したい気持ちも少なからずあってモヤモヤしている感じもあると思うのよね。
思春期の時期だからでもあるけど。そのもどかしいところにフローがいたから保てたんだろうな。
滅びの剣を見つけた時、これがあれば… っていう気持ち芽生えたはず。そして里が燃えているっていうかつての故郷と同じ境遇に合いこれ があれば!と確信になって奪って走る。
いつかいつか…のいつかが来てもう考えとかじゃなくて本能で行動してる。フローによって止められてふと自分に戻った時にフローにすぐ約束の話をしたあたり、どこかでいつでもそうなってきてもいい覚悟があったのかなって。やっとダナトリアを殺すことが出来たのにほとんど滅びの剣に憑りつかれていて、やっと…とか喪失感とかそういう感情がなくなっているのがかわいそうなところだよね。全てはダナトリアへの復讐心からできたものなのに。ある意味これが代償なのかな。全てが終わった後ダイは里に帰ることなく弔いの旅に出る。俺が殺してしまった人はあまりにも多すぎていつ終わるかは分からない。フローリアは帰ってくるのね!って言っているけど、ダイはルトフの里に帰ってこないことが自分への戒めでもあると考えそうよね…(フローも多分ダイと同じような気持ちを感じ取ってる)
ここがパンフレットではそれぞれに結末を考えてくださいとあったのがリューンの粋なところ。
フローとダイ
光と影の2人だけど、お互いがお互いにとって光だし自分は影でもある。アイツがオレでオレがアイツでみたいな。ずっと書いているけどもうこの2人にはルトフの里のみんなという家族がいるけど、本当の心の繋がりはお互いなのよね。歌でも♪ この里が好きだ人はみな優しいし♪ って歌っていてどこかで一歩引いたところにいるのよね。まぁ、そこはトラウマというか思春期というか子どもでもあるからなんだけど。2人がフローリアに拾われた時ルトフの里のみんなが眩しく見えただろうし残酷すぎる場面見てそんな他人に興味持てるとは思えないしで殻に閉じこもって同じ経験をしたお互いしか心通わせられないところもあるだろうし。
ダイとの身を挺しても救うという約束を実行すべく、ダイを殺しに行く旅に出るフロー。実際はダイスが身を挺して(ダイスはダイスの過去と2人への代償を取りたいからなんだけど)事は収まる。しかし、もしもこれが当初の約束通りだったら?と考えた時に、ドルデンの魔剣でなんとか追い詰めた時、絶対揺らぐじゃん…ダイは多少は正気には戻れるからそこで戻って殺れっ…約束だ!リューン・フロー!って叫んでフローも覚悟を決めてうぉーーー!と雄たけびあげながらダイを殺す。(もしくは正気に戻ったダイが自らドルデンの魔剣に刺さりに行くでもよい)その後よ。そのままフローはダイを埋めてエルカと帰るか?と考えた時に、多分、きっとフローはダイの後を追うと思うのよね… お前が死ぬときは俺も死ぬときだ。じゃないけど、そんな気がするのよね。 ダイを殺してフローが笑って暮らせるわけないし、(もしそうなったらフローはきっとルトフの里からいなくなると思う)自分にとって光であったダイがいなくなることこそ心は闇だし。生き残ったリューン一族を終わらせるときは一緒だ。というところまでいきそう。滅びの剣が蘇ってダイがいなくなった後、ダイを止めるにはダイを殺すことと聞いて「わかった僕がリューン・ダイを止める」 って拳握りながら力強く言った時、フローは己の死も覚悟したと思う。そう思うと試し斬りで腕斬られる時も心のどこかで自分の命はきっともうすぐで終わるから…って踏ん切りもつくし… って考えついた。
で、フローのすごいところは死を覚悟していて、いざその時がやはり来た。ってなった時に最後、
♪もし 恨み晴らせば 続くだろ 復讐の連鎖が だから風の歌を歌う 約束だよ 君を止める♪
って歌うところ。復讐の心があったダイに復讐は連鎖しかないから誰かが止めないといつまでも続くよって伝えるし、(映画アンドロメディアみたい… 胸熱)自分が死んでもしダイが生き延びた時、ダイにはもう復讐する人がいないけどフローを失ったという自分への怒りで自害しそうなのを自分への恨みで自分への復讐で命断たないで、この歌で止めようって意味合いにも感じられる。全てはここで終わらせようって最後の最後まで争いを失くしたいと思っているところ…。
全てが終わったとき、倒れるフローとダイを見たときはこれどっち!?ってとても思った。
ブラッドブラザーズみたいに2人とも死ぬのか(力尽きて)クロスハートみたいにわだかまりが消えて現世では二人とも生き残れるの!?って一瞬で考え巡った。
実際に演じた丈くんとはっすんも初めてのミュージカル、初めての主演(先輩もいない)っていう状況できっとリアルにフローとダイだったよね…まりゑさんのブログで『 稽古場はじめましての時、2人が童謡の♪ ドナドナに出てくる荷馬車に乗せられた子牛のような瞳していた』って表現されていたくらいだし、ミュージカル俳優の先輩方というルトフの里に放り込まれた孤児(新人)。そして新人同士の2人(シンメだし)でお互いに悩んで、あいつがいて良かった…とリアルに思える環境でもあった。
(まりゑさんのこのドナドナ例えがとってもツボに入り、ドナドナ歌うたびに(歌ってるのかよ)不安そうな丈橋の顔が出てくるし、子牛見たときも同じ感想持つようになった)
今では一番初めの時しか思わなかったけど、 フローとダイって逆では?案件は丈君が普段みんなをめっちゃ笑かす人だし歴的にもほとんど の人が後輩だしでカースト的にも強いからドーン!と切り込んでるし、はっすんはにこにこペコペコしながら丈君や先輩の後ろ歩いていたのが強いイメージだし(中山優馬歌おうぜ!踊ろうぜ!YOLOぜ Tour DVD、ジャニーズWESTのLIVEDVEパリピポ参照)で逆 …って思ったんだけど(本当ごめんあんまり知らなかったの)。 実際ははっすんの方がドーンと行けるし(危ない意味で。銀ニ貫の時大御所の方々と共演するとき文ちゃんがマジで心配していたし、丈君や淳弥、龍太君に気を付けさせろと言ってたしね。 強味でもあるんだけど…ここではごめんねはっすん。)丈君はそんなはっすんの行動をシバきつつ(笑)、こいつがすみません!って後ろで頭ペコペコ下げてるから、フローは丈君でダイははっすんなんだなーと公演中にめっちゃ思っ た。
(ダイスのこと呼び捨てにしたダイに注意するときとかかまど亭に入る時わー!って走るダイの後ろですみませんって感じでペコペコしているの見ながら)
エルカ
身も心も傷ついたフローとダイにとってエルカって希望だったよね。拾ってくれた母フローリアが光だったと歌っているしフローとダイには希望の光の親子…
エルカがほんっとぉぉぉーにお転婆というか! めっちゃいい意味で現実的で最高!やっぱ物語での女の子って理想も含まれるし言葉遣いも女の子っぽくなりがちなんだけど、(時代背景とか育ちの設定だと違うけど) 現実は別にみんな「~だわ」「~よ」 とか全部にはつけないじゃん…そういうのが無理になくていい!言葉遣いが良すぎず悪すぎずでめっちゃ良いー!なんか、女の子の女の子らしさ押し付けられてなくてめっちゃ良いー!
あとはこちらも良い意味でがさつさがあるのも観ていて気負わなくて良い。(登場人物になりきりながら観るなよ)冒険ものでの女の子の存在ってよっぽどなんか力持ってない限りは付属感というかお荷物感というかお節介焼くちょっとおかん的な要素だしてくるのが私嫌なんだけど、エルカには!それが!ない!! むしろ地図見て引っ張ているし、私がはじめてしまったことだから… とけじめつけに行く強さはあるし(兄弟のようなフローとダイを救いたい気持ちがあるけど)、誰よりも喧嘩っ早い(笑)でも引くところは引く。守ってあげたくなる女の子として設定されていないエルカ!こういう子を待っていたよーーー!(なんなの私)
ダイもイタズラ好きそうな雰囲気あるけど、あのトリオの場合実行犯ってエルカじゃない?企むのもエルカだと思うし(笑)ファランディーアの泉探す時も「男でしょ!しっかりしなさいよ!」 と言って引っ張たりファンルンに「うっさいわねー!」とか強気なのも、試し斬りに対して「あんたが腕出せばいいでしょ!」とか喝入れちゃってフローとファンルンがあわあわする感じ。でもずっとあの夜のことを後悔していて叶うなら戻りたい。と、実はずっと心の中で嘆いていたエルカ…それに対してもう泣かないって誓ったのは前を向くためっていうのと、自分よりフローの方がよっぽど泣きたい心境だと思うから自分が泣くべきじゃないって思ってるだろうし、フローやダイ、みんなに対する懺悔というか自分に対する戒めでもあると思う。( ここでフローは明るく振舞い、今でさえも楽しそうに歌っているけど、エルカの気持ち知って胸打たれたような複雑な顔するのがすっごく好きだった。エルカに対しての気持ちが変わったところでもあると思う)
エルカがちょいちょい怒るのって9割フローに何かされた時なのよね…(たたらの島でファンルンが義手でエルカつついたのと試し斬りのカーロンに対して「あんたが腕だせばいいでしょ!」の時以外 )ルトフの里にいた時はずっと一緒のダイも必然的に一緒になるけど。
・ファンルンがフローとダイにリューンって何? 君たちはこの里の人達じゃないの?と2人にとって心の傷をつつくようなこと聞いてきた時
・ファンルンがたたらの島でふざけてフローの力にならない時
・フローが腕斬られる時
・腕斬られたばかりのフローの義手をファンルンがつつきながら「 お人よしだね~」って言う時(フローはあんたとは違うの!ってお人よしに対しても怒るし、つけたばかりで痛いであろう義手を触ることにも怒る)
・ファンルンがフローの舌斬ったと知った時
…いや、ほとんどファンルンが原因じゃん。
エルカはきっと戦争孤児として連れてこられたあの日からフロー(とダイ)を護りたいという気持ちがあるのよね…だから怒る。フローの心の強いところも知っていたとは思うけど、旅を通して意志の強さとかを再確認して心が惹かれているよね…。そして舌斬られたフローが魔法道具で戻してもらった時に最初に発した言葉が「エルカ」これにときめかない人いないわ…(耳も戻してあげて…ってめっちゃ思ったのはここだけの話)
もうひとつのときめきとしては、砂漠での夜フローと話している時のフローからの「調和の3はきっとエルカのことだ。エルカがいてくれたらなんでもうまくいくような気がする!」ここでフローとダイという2人の大きな絆をずっと見てきたエルカ、きっとどこかで2人の間には入れない…と蚊帳の外に感じることもあったでしょう…それが認められた感じがしてたまらなく嬉しいよねきっと…(想像)
エルカとフローはお互いがお互いを好いていて、いつくっつくかしら…って里にいる大人たちがモヤモヤすることになるでしょう(妄想)
ファンルン
裏切り者のファンルン…ってなってしまい、 殺される末路にはなるんだけど、ファンルンも戦争に翻弄された人でもあるよね。
永田君がリューンが終わった後にブログで書いていたんですが、脚本の篠原さんからファンルンという役についてお話を聞いたことがあり、『 ファンルンは実際に目にした子供兵士の子が元になっているそうです。反社会勢力に誘拐され子供兵士となる、最初の仕事が自分の親を殺害するとありました。』この背景からファンルンを読み解くとファンルンも同じように自分の親を殺害して生き延びざるを得なくなり、心が歪んでしまったのかなと。(スパイなのは実力買われたとかで)もしくはナダージアは徴兵制で戦地にも行ったことあるって言ってたからそこで歪みきってでも生きなくちゃだしで人を殺すことに快感を得る…
スパイでだけど、いろいろあって同年代のルトフの里トリオと話す機会が出来て、フローやエルカと合図出す係やる!とかでわちゃわちゃしていた時ってすごいファンルンにとっては新鮮で心のどこかでは本当に楽しいひと時だったかもな…と(本当マジでひと時なんだけど)そして旅のお供にされ、本当に必要とされた時にとまどいと喜びも少なからずあったよね。
でもやっぱりスパイとして裏切るからあの末路だよね…殺されそうになってすぐダナトリアの懐に入ろうとしてたし。
きっと今までもすごい残酷な殺ししていただろうし…笑顔で拷問するのは本当なかなかな量やっているよね…多少は心を開こうとしていた時もあっただろうそんなフローの耳を斬ったり舌を斬ったり…今まで観てきた作品でここまでがっつり斬られるのは初めてだったよ…
あぁ、ファンルンもスパイじゃなくて本当に研究でルトフに来ることが出来たら楽しかっただろうな…絶対ダイと悪ガキ同盟組んでるし、フローいじってエルカに怒られるし、そんなエルカに好意もって気にしてほしくてわざわざエルカが怒る源のフローいじりするんでしょ?(※妄想)
ルトフの里の運命
エルカが滅びの剣を蘇らせなければ…と一生後悔する反面、滅びの剣があの時蘇っていなければルトフの里って全滅だったと思うのよね…。 あとはどっちに転んでも成人の儀でダイの滅びの剣への欲望も絶えることはないかもしれない…
さっきも書いたけど、ダイはどこかで復讐したいという気持ちはあってでもどうすることも出来なく…それがファンルンによって滅びの剣という具体的なものがあると初めて知ってしまい、自分の気持ちに気づいてしまうのよね…ただ、どっちにしろ成人の儀で3日3晩里の話聞くことになるから知らずにすむっていうことはないからどこかで気持ちに着火はしてしまうんだろうけど…
滅びの剣があの時蘇っていなければ、燃えているルトフの里にみんな戻り(もしくは最初からかまど亭で打ち上げしている)ダナトリアと対面。 みんな殺され里は焼き尽くされてルトフの里そのものがリューン一族と同じように絶えてしまう。
だからあの時滅びの剣が蘇ったおかげで里と少しの人間は助かることが出来たけど、その分他の民族や里が犠牲になってしまったのが…あぁ、もどかしい。
滅びの剣があってもなくてもたくさんの人が死んでしまう…どうしようもできない…あぁ、ミカエル来てくれないかな…(クロスハート参照)
リューン一族と風の魔法使い
2人ともリューン一族だけど、全編通してもダイが風の声を聴くのは本当にラストだけなんだよね。フローは「最初に風が変わった。風が何か訴えている」って言っているし、ファランディーアの泉で呪文唱えて何も起こらないじゃーん! ってなった時も「ちょっと待って!おかしい!風が止んだ!」ってすぐ分かる。ダイスもフローに風の呪文教えているし。(劇の役の関係もあるだろうけど、 多分フローがもうちょっと小さいときに教えてそうじゃない?)風の洞窟で舌斬られた後、
♪歌を失くし迷うものよ 耳を澄まし 地球の声を聞け 今 さぁ♪
と助言が降ってくる。風の魔法使いからなのか、“地球” からなのかは分からないけど、そういう力が助けてくれるのは、フローが風の魔法の力持っているからだし、フローはあの時、ゾーンに入ったよね。
リューンの一族が風の魔法を使えるんじゃなくてあくまでもフローだけなの?ってなったり。 フローが風の魔法使いのリューンの血を引いているってファンルンが謎解きしていたから、風の魔法使いの家元的なところの強い力をもっている血を引いていて、ダイは分家というかあくまで一族の方の血を引いているのか。それとも力はきっかけがあったら発症するパターンでフローが早くに力を発症して風の声とかが分かる。ダイは魔法なんて…って言っているタイプだったし、滅びの剣に目がくらんでしまうから、全てが終わったときに、フラットになって風の声を聴こうという気にもなれてやっと風の声が聴こえるようになるのかしら…(あとは、弔いの旅という果てしなく長い旅を一人でするであろうダイに一人じゃないよ。と励ますため、聴こえるようになったのかな…)と。
後者かなー風の魔法使いの一族だからきっとカダ王国に目付けられて滅ぼされたんだろうし。
リューンという一族が風の魔法使いの末裔ということは世間的に知られていたことなのか、一族のみが知っている掟なのか。フロー達はそもそも知っていたのか、っていう疑問。話的に知らない感じだったからフロー達はそれを知らされる前に一族が滅んでしまって知らずにいた。(成人の儀とか、言い伝えを知らされるという機会があったけど年齢的にまだだったとかで)ダイスはずっと生きているからリューンがそういう一族だと知っていたし、だからフローに風の呪文教えたし、どことなくちょっと2人に苦手意識持っている感じすらした。カダは調べたらリューンがそういう一族って知って滅ぼしたのかな 。
あぁ、リューン一族がどこに住んでいたか、地図にめっちゃ描いてほしかった…
ルトフの里
ルトフの里って女が強いよね。長がフローリアっていうのがあるけど、もう次の長はアリーシャよ!ってなっている辺り、継承は女なんだろうな。フローリアだけがダイスがルトフの里の伝説のガンドラ王だったことを知っているのが、長に言い伝えられる伝承なのか、それとも調べた時に辿り着いてしまった答えでずっと胸にしまっていたけど遂に言ったのか。どっちなんだろうか。ってめっちゃワクワクした。
フローとダイがルトフの里に来た頃、心閉ざす5歳達に大人は世界の温かさを押してくれた。フローは一角狼座の人達に見てみろ! 俺たちは泣く子も笑う一角狼座だ!って強引に連れられて見る羽目になる。でもフローには輝いて見えて心に響いて観終わってどうだった?って座長に聞かれてお話すると、エンターテイメントは平和だからできる。平和を願ってみんなを楽しませるんだと聞いて、自分の目指すものはこれだ!と入団する。ダイも見させられているけど、もうちょっと具体的に何かしたいと思っているダイにはしっくりこなかった。でもフローもエルカも芸の稽古しているしでちょっと、 ちぇっ…ってふてくされている。自分には何もないって落ち込んでいる時にマーナムに会う。 剣持っているしでトラウマで怖いんだけど、剣持っている奴ってだけで、めっちゃ罵倒する。落ち着いた時に、マーナムに里が焼かれたことが悔しい、みんなを殺した奴が憎い。復讐してやりたい。でも何が正解か分からない。って相談する。すると、「ダイ、俺たちは守るために修行をしている。着いて来い」って言いながら歩き出す。道中でマーナムは「 俺たちが剣を振って稽古をしているのは調和の里ルトフを守るためだ。守るということはとても強さが必要なことだ。 剣術だけでなく、心のな。」ここで自営団の稽古場に着く、そして「ダイ、強くなれ。」 って言って修行するみんなを見せられて「すっげぇ!」 とか言いながら目が輝いている。そしてダイはマーナムに惹かれて剣士の修行に励む。
自衛団に入ることをフローに告げると、剣で親を殺されたのに、その道に行くの?とめっちゃ心配される。ダイはマーナムに言われたことを伝え、平和を願うために剣を磨いて守るんだ。と言う。もしかしたら、この時にフローに剣は人を殺す道具だよ。忘れないで。って一度言われてるかもしれない…
一週間ぐらいした時の晩、アリーシャが「ダイはどうなの? 戦争孤児に剣の修行って大丈夫なの?」 って少し心配するとマーナム「大丈夫さ。それにダイは守るというすごさを知っている。あんな小さいのに毎日頑張っている。良い剣士になるよ」とか言って我が子のように微笑んでる。
(※全て妄想)
ダイが去り、フローやエルカも旅に出た後、ルトフは滅びの剣でほとんどの人が殺されて、かつてのガンドラだった頃から立て直した時みたいに頑張るんだろうな…
ルトフの里の衣装
ルトフの里の衣装が個人的にツボすぎてたまらない。あの色彩感!布の量!カラーレースの贅沢遣い!フローリア、アリーシャ、エルカの髪飾りのレースが本当に好き!かわいい!!
コアなところでときめき案件はエルカのスカートの前掛け?みたいなところの布の色合いと柄が、フローの左腰辺りにかかっている布と限りなく近いの…ダイにはこの布ないの…これ、 エルカがフローにあげたやつなのかな…って。 めっちゃ思っている思いたい。
・傷ついた2人が来た頃に、これあげる。って言って初めてのエルカからのプレゼントとか
・エルカの服作る時に余った布でフローリアが兄弟みたいな3人だからってお揃いで渡してあげて、フローはそのまま付けて、ダイは剣の修行あるからふだんは部屋に置いてあったりとか
・エルカが多少なりともフローに恋心寄せていて、この柄、気に入ってもらっちゃったー多くもらっちゃったから少しあげる!って言ってフローがえ?いいよ。エルカ持ってなよって何の気もなく断るけどエルカがいいの!って腰につけるとか(ありがとう!エルカ!ってニコニコしながら受け取ってそのまま自ら腰につけるでも良い)
・ 一角狼座での公演で緊張していたフローにお守り代わりにあげて大事にずっと持っているとか
ってめちゃめちゃ妄想膨らますくらいにはあの布一枚にときめいた。(※全部妄想)
たたらの島
フロー達が最初に行く場所。ドルデンの魔剣をゲットしに行く。ここがフローの最初の試練でもある。ダナトリアと初めて会話をする。
滅びの剣がが蘇った夜に会ったときは残虐にあったあの恐怖を再度思い出され、嘆くことしか出来なかったけど、今はダイを救うという進むべき道があってダナトリアとの対面もその通過の一つでしかないんだよ!残虐にあって、でも報復とか復讐とかよくわからないけど!とか言えちゃうんだもん!あの耳ふさいでいたフローが!そこで精神的に勝ったのも一つだし、ダイを救う為に肉体的な代償を受けるのもたたら…
奴隷の島でどうすることも出来なくて600年降り続く雨になにかあるとしか思えない心境になる。ワンピースの逆っぽい感じで親近感(アラバスタ編)だけど、たたらの生きる代償ツラすぎない?武器の島で武器作ったり、戦争があるからで義手義足作るまでは分かるけどその試し斬りで肉体斬るって…っていうか、普通武器を扱っているところって栄えてる方じゃない?戦争がある限り売れるわけだし。
ずっと思っていたけど、たたらの島、絶対あの義手義足のスキルあれば医療に強い国とかに協力できるし、よっぽど稼げるよ…だって義手義足の技術ってそもそもが高度だし、それをすぐ歩いたり手を使えるようにするってすごいよ⁉ 特に義足の方は合うのが大変だって高校生の時、英語の教科書に載ってた!(まさかの英語の授業)それって相当な技術だよ…その技術あれば切り開けないの!?切り開いてあの生活水準なの!?
たたらの島でフローがダナトリアに試し斬りに指名されて、お金もらった時に、コーリオがあの人達のおかげでしばらくは生きていける…って言ったのはちょっと引いたよ…フローは自分の意志だから気にするなって言ってたけどさー、他人に腕斬ってもらってお金まで全額もらってあの人達…って確かに初対面だけどさ、こうもっと何か思えよ… 生きるのに必死でどこか諦めて生きていたから仕方ないのかな…ミリアンがどうして雨やまないの?の方がよっぽど気にかけてるように思えるわ…そしてフローが風の笛鳴らしてあげて雨止ませてあげたのに誰も気づかないで去る…フローは見返りなんて求めてないしきっとこのたたらの島に平和を…って気持ちだけで吹いているんだけどさ!誰も知らないところで人助けしているこの美しい精神プライスレスだよ…
(ちょっとドルデンの魔剣が必要で作ってもらう…ってなったときにお金どうしていたんだろう?あの里お金あるの?って思ってしまったけどな…)
とりあえず、全て終わってルトフの里に帰ってきたフロー、しばらく休んだ後、たたらの島に行って義耳作ってもらってね…そのままでも良いってフロー言いそうだけど、これから一角狼座で演技するしね、あったほうがいいよね。(たたらの島に義耳があるかは謎)耳作りに来たフローが待っていたのは、かつての奴隷の島で貧乏だったあの島が多少なりとも経済発展していて活発になっている島であってほしい。フローを見つけたミリアン達があの時はありがとうございました。ってフローに感謝を伝える伝えろよな。(圧)無料で義耳作れよな…(圧)で、どうして耳も?って聞くんだろ。フローはそういうの言わないから笑って流すし、逆に「島はいきなりどうしたの?」って聞いて、ミリアンがフロー達が去った後、いきなり雨が上がったの!とか言ってフローはもしかしたら、風の笛のおかげかもしれないって気づくけど、それは言わずに「良かったですね。」ってあのキラキラした笑顔で言うんでしょ…エルカが一緒にいたらエルカが言いそうになるけど、それを制してやっぱり、キラキラした笑顔で良かったですね。ってやっぱり言うし、そんなフローにエルカは帰り道、「あれ、 きっと風の笛吹いたからじゃない?言わなくていいの?」ってちょっとイタズラに言って、(フローがそんなこと思わないって知っているからわざと言ってみる)
「良いんだ。みんなが幸せだったらそれで。」 ってフローが笑っていってエルカ胸きゅんするんでしょ!それかイタズラに言ったあと、「ファンルンが言いそうー」って笑って「このお人好しが!って耳つねられるわね」って懐かしむんでしょ。そしてまた風の笛吹いて、たたらに幸あらんことを…って帰るんでしょ!?(※ここまで全て妄想)
オビオテ族
ごめんそんな書くことないけど、(本当ごめん)あの民族がこのお話で一番の犠牲者だよな…ダイス拾ってお話していたら襲われる…ダイスが風の魔法使いの名前言って見つかった感あるしな…ここの民族も戦争でバラバラになってしまってダイみたいに力を求めるものがいたから戦争はどこでも起こってどこでも同じ心境にさ せるんだろうな…と痛感。
ダイにボーガン撃った子のあの恨むような表情を見て滅びの剣がその憎む表情だその顔が欲しいって言うのが、恨むっていう表現はかつてのダイだし、滅びの剣のあの感情はどっちかとうとファンルンだしで、本当にどこでも同じように重なる。争いと無情さと弱者の非力さ…
ストーリーとは混ざらないけど巻き込まれる弱者の象徴に感じた。
あと、他民族でも物語あるあるの言語はなんとかなっちゃうでしょパターンがここでは通じない。本当に他国語。めっちゃ現実的。スクリーンの字幕で話進めるのビックリだわ。来日もののミュージカル的な感じでビックリ。オビオテ族の言葉っていろんな言語混ぜた感じだよね? 中国語と英語とヨーロッパ混ぜた感じ?(ほとんどじゃないかよ)
エルカの性格といい、こういうところに現実的なリューン、本当最高っ!!(どこに嬉しがっているんだよ)
調和のトリオの恋愛事情(※まさかの全て妄想)
フローリアに拾われてルトフの里に来た頃、戦争でボロボロになってきっと心閉ざして誰とも話さなかった2人にきっとエルカあの調子でグイグイきて2人の心こじ開けて笑わせるようにしたよね。いつかの夜に2人にとって何をしてあげられるだろうか泣きながら悩んでたよね?(想像)2人が涙も出なくて無表情でいる中、2人の代わりに泣いたよね?そんなエルカの優しさに2人はずっと感謝するんだよ…
そして滅びの剣が蘇らなかったら絶対なっていた三角関係…エルカは少し守ってあげたくなるような、自分のお転婆を受け止めてくれるフローに16歳位で恋心抱くし、フローはずっと愛しいと思っているけど口には出せない。ダイもきっと同じような気持ちを持っているからと。2人が幸せなら…と身を引こうとしているし、ダイはある日突然自分の気持ちを知って告白するんでしょ?そんな17歳を3人は過ごすんでしょ?そしてダイはある日エルカはフローのことが好きだと気づくし、フローは身を引こうとしているしで、ある夕暮れにフロー呼び出して「本音言えよ!」って殴るんでしょ?「エルカを幸せにするのはお前だ!」って言ってフローをエルカのもとへ行かせるんでしょ?で、失恋したダイは剣の修行だ!とか言って少しの間放浪するとか言って2,3年帰ってこないし無事にフローとエルカが結婚することになって結婚式挙げている時にフラッと戻ってきて笑顔でよぉ!とか言って2人を祝福するんでしょ!?(結婚式あげる一週間前とかに星見上げながらダイにも来てほしかったなーってエルカはフローに言うしフローはそうだね…って複雑な笑顔を星空に向けながら言ってる)で、花嫁姿のエルカに一発殴られてエルカはダイを罵倒しながら泣くし、フローは薄っすら涙浮かべながら微笑みながら2人のこと見るんだよ。あぁ、これが僕達が築いた調和の3だ…と。
ただ、実はフローはダイが帰ってきたこと知っていて多分結婚式前夜に黄昏ている時にダイが「フロー。」とか普通に声かけてきて今までのこと話していたんだよな。でもこれは2人だけの秘密なんだよな!?そんなこと思いふけりながらいたらエルカに腕掴まれて、もうすぐ成人の儀だもんね!とか言っていた15歳の頃みたいに3人で笑うんだよね!?それ見てルトフの里のみんなが泣きながら笑顔になってダイ!このー!とか殴られているし、エルカ、フローおめでとう!とか言われていてあぁ、今日も調和の里、ルトフは平和でこれからも平和なんだろうな…
っていうところまで思い巡らせたんだけど(※ここまで全部妄想) そんなことは起きない。タッチ方式の三角関係になる前に滅びの剣によって崩れるし、ダイはいなくなるわ…あ、でもいなくなるのは死んでしまう(上杉)和也と一緒…あれ!?ダイも(大橋)和也…!あれ!?“和也” に掛かってる!?(超絶アホ発言)
これはパラレルワールドで起こってほしいルトフ案件…
フローとダイがエルカへの気持ちに気づくのが、ナダージアから魔法考古学研究しに来たお調子者ファンルンにエルカにちょっかいかけられてモヤモヤして、さんざんファンルンに振り回されて、ファンルンがナダージアに帰る時に2人に爆弾落として気づくのでも良い…
まぁ、どっちにしろエルカはフローと結婚するよね…あんな大冒険した2人に愛が芽生えないはずないし。あ、でもきっとフローはダイが帰ってくるまでは…とか言ってなかなか結婚しようと言えなくて25歳過ぎたあたりとかのちょっと年月経ってから結婚しそう…
(※何度も書くけど、ここまで全部妄想。何この茶番の段落)
最後まさかのめっちゃ妄想で終わるけど(笑)
ここまで考察、妄想(妄想8割)できるのもなかなかないのでとても楽しい。
リューンという作品はファンタジーだけど、魔法シャララララ~♪ って感じの明るいものではなくて、根底に戦争があって戦争孤児がいて、残虐にあって、拷問や奴隷の人達がいて、決して楽しいだけの話じゃない。けれどもその中で調和を愛することがどれだけ大変で尊いものなんだろうかとも思えた。
個人的にはこういう作品は学生にも観てほしい。よく学校である芸術鑑賞にリューンはとても向いていると思った。楽しさと残酷さが兼ね備えているから見やすいし、あ、でも腕、 耳、舌斬られるのはちょっと小学校高学年向けかな…ってすごく思った。
観てから内容的にはジャニーズ要素すごくあるなって思ったし、ある意味王道ジャニーズを主演でできた丈橋、 めっちゃジャニーズ…という感想すら出た。(ジャニヲタでごめんなさい)
※ ジャニーズの創作する作品のほとんどには戦争や争いにの無残さついて触れているし、戦争を知らない僕達は二度とその過ちを犯してはいけない。その負の歴史を決して忘れてはいけないということを時代、国、 性別、年齢を問わずに様々な視点で伝える演目がなにかしらである。【2004年SUMMARY、滝沢歌舞伎、ジャニーズワールド系、 ジャニーズアイランド系(系なのはジャニーズとワールド、 アイランドの中に各名称が入っているから)、少年たち(2015年以降からは戦争に焦点を当てている。それまでは、対立での争いについて)】
作品としてもファンタジー、友情、 冒険といった要素がふんだんに入っており、個人的にツボにハマりすぎだし、長年スポットライトを浴びることのなかった自担が10年以上の時を経て初めて掴み取った“主演”というチャンス! こんなに興奮することはないよね!!!しかもその公演中に誕生日が入っているなんて!持っているよ!! 丈君!!って初日も誕生日公演の時のサプライズも東京千秋楽も泣けた。 あの期間、私は最大の喜びと幸福を噛みしめて生きていた。 ありがとう。丈君。ありがとうリューン。 ありがとうそしてありがとう!
パンフレットではっすんがリューンのシリーズ化を希望していたけど、本当にそれよね…舞台で難しければ、派生本でいいんでスピンオフとかアナザーストーリーとか出してほしい…あ、もちろん本作を主体にして出版もしてほしい。
でも、願っているのは同キャストでの再演!そして円盤化!!!
今回もとっっっても円盤化、音源化してほしかった… 本当にしてほしかった…。
偉い方々、本当にお願いします…!!!
またフローやダイ、エルカ、 ルトフの里のみなさんに出会えることを願って…
リューン